MÁTRAI KÉPEK

マジャール語(ハンガリー語)をうちの英語DBボカロたちに歌ってもらった。

 

 

 楽曲・制作概要

 『マートラの風景』(MÁTRAI KÉPEK)は1931年にコダーイ・ゾルターン Kodály Zoltán (1882 - 1967) が5つのハンガリー民謡を1曲に編曲した無伴奏混声合唱曲です。

 原題は「まーとらい・けーぺっく」と「まーとろい・きーぱっく」の中間くらいの発音になります。

 ハンガリーの言語「マジャール語」も実際には「まじゃーる」と「まぎゃーる」の中間くらいの発音です。

  「んじゃあ、ユーザー辞書2個作ってWAVをMIXしたらよくね?」

  「Prima, Tonioは巻き舌記号対応、SweetAnn, BigALは非対応だから辞書は4つだね。」

  「よし、発音記号の『限界』に挑戦しよう!」

 という訳で別々の発音で歌わせてMIXしました。

 Sop., Alto. : Prima, SweetAnn / Ten., Bas. : Tonio, BigAL

 別トラックに書き出した各和音の主音を基準に「はちゅ~ん」の「選択トラックがPIT=0になるよう曲全体シフト」におまかせで調律しています。

 詩:パブリックドメイン 編曲:著作権保護期間中。JASRAC信託、作品コード:0M0-9278-3

 構成:1.ヴィドローツキ物語 2.別れの旅立ち 3.傷心のモノローグ 4.ターリの野の出会い 5.輪舞曲

 

 作業工程

 1. まず、歌詞が【これ】

 2. 「 . , ! ? " 」などの記号をテキストエディタの一括変換機能を用いて消去し、手作業で音節ごとにばらしたものが【これ】

 3. をテキストエディタの一括変換機能を用いてウムラウト・長音記号を「 ' " 」に変換したものが【これ】

  (VOCALOID3のユーザー辞書はUnicodeだが、VOCALOID, VOCALOID2のユーザー辞書はANSI対応。また、ボカロエディタでの手入力の簡便さの為。)

 4. 「始子音+母音+終子音」の組み合わせでマジャール語っぽく発音させるための「ユーザー辞書を吐き出すためのプログラム(C言語)」のソースが【これ】

  (「HIDEV」をマジャール語用にアレンジ。2重子音等には対応させていない。)

 5. プログラムを実行すると、始子音、母音、終子音の綴り字と発音記号の関係を示したファイル「CharacterSet1.txt」と、辞書の基「magyar1.txt」が出力される。

 6. 「magyar1.txt」から「magyar1.udc」に拡張子を変えて、ユーザー辞書のある場所に放り込む。

 7. ボカロエディタからユーザー辞書を読み込み、3から歌詞を流し込んだり、手入力したり。2重子音等を含む語はボカロエディタからユーザー辞書登録。

   (手入力でユーザー辞書登録した文字列(単語)は、「azt di'tsd fo"ld gyo"ngy haj hajtsd hej ku"ld la'st ljunk mert mind mint most na'lsz nincs resd rult tunk vert」。) 

 8. 揺れるテンポを決めるため、10トラックをSATBの4トラックに減らしたもので聴きながらテンポを決め、テンポマップを元のVSQに転記。次いで、表情付け(主に強弱)。

 9. よりマジャール語らしくするため、子音、母音の発音記号を4でいじって別ファイルの辞書(「magyar2.udc」他)として作成し、発音を変えたバージョンをWAVベースでMIXした。 

 

 
綴り字発音記号綴り字発音記号綴り字発音記号綴り字発音記号綴り字発音記号
a[Q]e[{] + [e]i[I] + [i:]o[O:]u[U] + [u:]
á[{] + [V]é[I] + [e]í[i:]ó[U] + [O:]ú[u:]
  ë[e]  ö, ő[e] + [U]ü, ű[I] + [u:]
b[bh], [b]c[t s]cs[tS]d[dh], [d]g[gh], [g]
gj, gy, dj[dZ] + [g j]h[h]j[j]k[kh], [k]l[l0], [l]
lj, ly[l j] + [j]n[n]nj, ny[n j]p[ph], [p]r[R] + [r]
s[S]sz[s]tj, ty[tS] + [t j]v[v]z[z]

 
発音記号表 CharacterSet1.txt CharacterSet1r.txt CharacterSet2.txt CharacterSet2r.txt
辞書データ magyar1.txt magyar1r.txt magyar2.txt magyar2r.txt

 

VSQの一部を画像公開するとこんな感じ。上下の画像で発音記号が変わっています。

magyar1.udc 使用

magyar2.udc 使用